Gaultier
    

ゴーチェはヘッドメーカーとして
各メーカーに供給をしていたという話ですが
その割に種類が少ないような気がするのは私だけでしょうか?
ファッションドールとブロックレター、スクロールマークの
区別くらいしか聞きません。
ジュモートリステやテートジュモーみたいに
ゴーチェ××とか○○ゴーチェとか
あっても良さそうなものなのに・・謎です。

私が最初に作ったリプロはゴーチェのミレットサイズ。
ギャラリーの最後のページにいる犬をつれたブルーのドレスの子です。
今見るとぎこちなさに涙が出そうですが、初々しい感じはあります。
まだ各工房の特徴もよく知らず、自分にとって一番可愛いと思えるタイプがゴーチェでした。

あのギュギュッと可愛さが凝縮したような子猫っぽさに引かれたのかもしれません。
(ありふれた表現ですけどね)
大きな瞳と対照的なぷっくり小さな唇、ちょっと角ばった丸顔。
あの求心的な個性たっぷりの顔立ちにはどこかしら現代的なデフォルメも感じます。

ゴーチェは大きくても切れ長のアイカットが特徴です。
アイブローはいろんなタイプの子がいますが、
上に積んだようなちょっとエデンベベにも似た描き方がおさまりがいいような気がします。
リップカラーはあまり濃くないほうが私の好みで
「指でふれると柔らかいのではないか?」と感じさせるような色が好きです。
もちろん濃淡でふっくり感を出す事も重要なポイント。

実際のアンティークのゴーチェには濃い目のリップカラーもけっこう多いですが、
ブロックレターは薄めのタイプが多いような印象があります。
ま、そちら寄りのリプロダクションって事で。

どうもゴーチェの瞳はブラウンがしっくりする気がして
ブラウンのグラスアイを使う事が多いですが、
ブルーアイが似合うゴーチェも作りたいですね。
ちょっとひやりとするような高貴なゴーチェ、これも課題です。